ヤマハの新型バイクのメインターゲットは東南アジアという現実

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セロー250やSR400といったヤマハのロングセラーモデルの生産終了と後継機の開発が発表されてから半年以上経過し今後の動向が注目されるヤマハですが、27日の日刊工業新聞にて今後のヤマハの動向について気になる記事があったのでシェアしたいと思います。


ヤマハのキーマンが今後について語る

 >日系2輪メーカー各社が、さまざまな手を打ち始めている。国内で台数減少を続ける中、新販売店網の構築や新機種投入で活性化を狙う。電動2輪車など次代に向けた先進技術の開発も進む。海外はアジア市場を中心に、台数を伸ばそうとしている。将来の戦略について、ヤマハ発動機執行役員MC事業本部長・木下拓也氏に聞いた。
引用元:https://newswitch.jp/p/13086




ヤマハのバイク事業本部長に今後について取材した記事ですね。

今後の日本のバイク業界のキーマンと言える人物です。



 ―注力する市場は。
 「当社の主要顧客である中間層の人口は、2030年に世界で20億人になるとされる。成長を期待するのはインドやアフリカなどの新興市場。東南アジア諸国連合(ASEAN)地域は我々の主戦場だ。ここでいかに利益率を高めるかが、中期経営計画の取り組みで今後も変わらない。プラットフォーム(PF)化や高付加価値モデルの販売増加で収益力が高まってきた」




今後はインドやアフリカの需要増に期待しているが、あくまでメインターゲットは東南アジアということですね。

主戦場と表現するあたりに東南アジア市場をいかに重視しているかが伝わってきます。

東南アジアでは以前からバイクは日常の移動手段として使われてきましたが、経済成長に伴い新車を買ってカスタムしたりツーリングに行ったりと趣味としてのバイクのニーズも増えてますからね。

今後ヤマハが開発する新型バイクの大半は東南アジア市場を狙ったものになってくることが予想されます。



 ―PF化の進捗(しんちょく)は。
 「PFモデルが主軸のアセアン4カ国では、17年度に販売台数の約7割を占めた。今後も比率を高めるが、競争もあり全てをPF化するわけではない。基本は生活の足になるタイプがPF化の対象。商品力勝負の領域はプロダクトを研ぎ澄ませ、突き抜けないといけないこともある」




PFとはプラットフォームのことで、バイクの基礎部品の共通化のこと。

主戦場の東南アジアでPF化を進めることで利益をあげているということですね。

ただしすべてをPF化するわけではないとも話しています。




―次世代PFの開発にも着手しました。
 「すぐ負けるPFでは意味がないので、新しいPFの開発は『これで勝つ』と決めて作る。市場環境が大きく変化する中、PFの価値をどこに置くかは柔軟に考えている。年内に試作、20年頃の投入というスケジュールはほぼ変わっていない」




すでに新型プラットフォームの開発にも着手していて年内に試作品のお披露目をする予定とのこと。

世界的なバイク市場は今変化が激しい様ですね。





最後に

今回の記事でいかにヤマハが東南アジア地域に力を入れているかが改めてよくわかったと思います。

今後東南アジア市場が更に成熟し、インドやアフリカ市場も成長してきたら日本市場はますます相対的に影を潜めていくと思われ、日本のバイクファンとしては複雑な気持ちもあると思いますが、世界的にバイク市場が盛り上がることは日本のバイクファンにとっても良いことなはずなので悲観する必要はないと思います。

セローやSRの後継機もヤマハの経営を圧迫せず且つ日本のファンにとって魅力的なものになることを期待したいですね。




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