相次ぐ舗装化・通行止め 林道ツーリングを楽しむことが難しい時代

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最近林道ツーリングレポートをめっきりしなくなったのには理由がありまして、その理由とは林道を取り巻く厳しい現状にあります。今回は、林道の舗装化や通行止めが相次ぐ実情とその理由、今後林道ツーリングを楽しむにはどうすればよいのかについて考えてみたいと思います。


林道の舗装化・通行止めが相次いでいる理由

日本は国土の大半が山間部で林業が盛んなため数多くの林道が存在しますが、現状走行できる林道は極一部。

特に関東近郊の林道は走行できる林道は年々減少傾向にあります。


http://www.forestry-office.metro.tokyo.jp/about/rin_kisei.html

こちらは都内の林道の通行規制状況ですが、大半の林道が通行規制となっていますね。

何故この様な状況になっているのでしょうか。






気候変動による崩落の増加

林道の通行止めや舗装化が相次いでいる最も大きな理由として考えられるのが、大雨による林道の崩落。

最近はしょっちゅう観測史上1位の雨量という言葉を耳にするようになりましたが、それだけ林道での土砂災害も多発していて、関東有数のロングダート・中津川林道では毎年のように通行止めになっています。

これだけ豪雨だらけでは修復作業もなかなか追いつかないでしょうし、路面が荒れにくいように舗装化するのも仕方ないと言えます。



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こればっかりは自然相手のことなのでどうしようもないですね。

林道は気候が比較的安定していた20世紀に作られたものが殆どでしょうから、ここまで土砂災害が頻発するとは想定していなかったと思います。






ハイカーの増加
林道ツーリングを取り巻く厳しい環境は災害だけではありません。

近年の登山ブームにより登山道へ繋がる林道では歩行者が激増。


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林道は道幅が狭いので、あまりに歩行者が多い状況では林道ツーリングを楽しむことは難しくなります。








林道での死亡事故発生による取り締まり強化

更には、昨年都心から最も近いロングダートとして有名な大名栗林道でライダーの死亡事故が発生したことにより、林道の通行止めや取り締まりの強化が強まる風潮が更に加速しています。







林道ツーリングファンにとってはまさに泣きっ面に蜂ですね。


以前は進入してもお咎め無しだった林道でも、今後は最悪警察のお世話になる可能性もあるので通行止めの表記がある林道への進入は絶対にやめましょう。林道を走りたいだけの為にそこまでのリスクを犯すのはアホらしいです。








今後林道ツーリングを楽しむにはどうすればよいのか

近年二輪でも四輪でもオフロード走行性能のあるクロスオーバーモデルが大人気で林道ツーリングに興味を持つ人が増えていますが、残念ながら満足に走れる未舗装林道は減る一方で特に関東では厳しいのが現状です。


もうこの国で未舗装路は減ることはあっても増えることはないと思いますし、今ある未舗装林道を大切にするしかないです。ゴミを捨てたり路面を荒らすようなことはせず、事故が起きないよう安全運転を心がける必要があります。

関東近郊ではもう満足に林道ツーリングを楽しむことは難しい状況なので、林道は諦めて利根川等の河川敷の未舗装路でオフロード走行を楽しむのも手ですね。

今ある未舗装路を大切に、節度を持って楽しみましょう。



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