北海道ツーリング2015 Part12 小清水峠 摩周湖の奇跡

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さあ6日目に突入です。
今回の旅を前後半に分けるとしたら前半ラストとなるこの日、この旅前半のクライマックスとなるドラマが待っていました。

後半の旅路を左右するターニングポイントとなった6日目の模様をお届けします。



6日目 4:50 和琴半島キャンプ場

夜から雨の予報だったが、本格的に雨が降りだしたのは早朝になってからだった

おかげで雨音で寝付けないということはなく、雨音で目が覚めた

しばらくしていると雨が止んだので外へ出る


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どんよりと雲に包まれた3日目の屈斜路湖


歯を磨いてトイレから出るとまた雨がザーッと降ってきた

急いでテントへ戻る

ゲリラ豪雨ともいえるくらい雨脚は強い

いつもの癖でテントをしっかり張っていなかったので浸水が心配されたが、このキャンプ場は火山性の水はけの良い地面なので浸水はしなかった

この時期は朝早くから出発するライダーが多いのだが、朝から雨が弱くなったり強くなったりを繰り返していて、朝8時を過ぎても誰も出発する気配はない

隣のテントからはため息が聞こえてくる




雨の中でも釣りはできるので、雨が弱くなったタイミングを見計らって釣具を持ってテントを出た


釣りをしていると再び雨脚が強くなったが、樹の下でしばらく釣りをしていると雨が止んだ

そこでポイントを移動して、少し岩場のあるところにルアーを通してると・・



きた!



手応えはいい


水面に見えた魚体はまずまずのサイズ


慎重に引き寄せて釣り上げたのは・・




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30cmクラスのウグイ・・

いやあ魚体が見えた時はもしやヒメマスか、アメマスかと思ったがのだが

和琴半島は温泉が湧き出ていてこの時期はマス類にとっては水温が高すぎることもあってか、ウグイしか釣れないようだ

まあでもかなり興奮して十分楽しませてもらった





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雨は完全に止んだのでテントを撤収して出発

この時時刻は既にお昼前

今日動き回れる時間は実質半日ほどだ

予報では今日からしばらく道東は曇りが続くようだ

道東にいる間に晴れることはもうないかもしれない

そう考えると昨日の午前中の晴れ間は貴重だった

小清水峠や摩周湖に行けなかったことが悔やまれる



北見や道北方面はまだ天気が良いようなので、いっそのこと道東はここまでにして道北に向けて北上してしまおうか

なんてことも頭によぎる


とりあえず、前回行って良かった屈斜路湖北側の小清水峠に行ってから決めよう






12:15 小清水峠

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今回道東に来るにあたってまた来たかった小清水峠

もう屈斜路湖は十分見ただろという感じだが、見る場所によって色々な顔を見せるのが屈斜路湖の魅力だ




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太陽光に雲のフィルターがかかることによってアルビノに輝く屈斜路湖の湖面

これはこれで綺麗ではある



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中島がギリギリ見える

雲がかなり低い

幻想的な景色ではあるが、やはり天候の良い小清水峠がまた見たかったし、摩周湖のリベンジも果たしたかった

このまま道東を離れてしまうのは後ろ髪を引かれる思いだ





と、しばらくすると峠の頂上方面が晴れてきた

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チャンスだ!

セローに跨がると小清水峠を上る


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これこれ、これだよ、前回の旅で気に入ってまた走りたかった道


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前回はスルーしてしまったハイランド小清水に寄っていくことに

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12:40 ハイランド小清水

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小清水峠の頂上付近にあるハイランド小清水

ここだけは嘘みたいに晴れているが、本来見える屈斜路湖は全く見えない


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ここが丁度雲の切れ間になっている



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もう少し雲が低ければまだ雲海が見えるのだろうが・・





まだ青い空が見えただけ良しとして、このまま網走経由で道北を目指そうか

と思っていた時にふと思った



ここが晴れているということは、ひょっとしたら摩周湖も晴れているのではないかと



だめもとでスマホで摩周湖第一展望台のライブカメラをチェックすると・・




湖面が見える!



今行けば見えるかもしれない!



急いでセローに飛び乗ると、小清水峠を下る

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下の方は相変わらず分厚い雲に包まれている



摩周湖へ続く道道52号屈斜路摩周湖畔線

day6 (6)

先行車はいない、しめた!



おのずとアクセルを握る右手に力が入る




セローよ、今だけは頑張ってくれ・・










13:30 摩周湖第三展望台

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第三展望台の駐車場へ着くと、一昨日と同じく霧で屈斜路湖方面はまったく見えない






急いで展望台への階段を駆け上がる






頼む、間に合っててくれ・・

























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アイヌの神、カムイは見捨てなかった・・




これがアイヌ語でキンタン・カムイ・トー(山の神の湖)と呼ばれる摩周湖だ


約7000年前の巨大噴火によって生成された窪地に水がたまったカルデラ湖で、流入出河川がひとつもない、雨水が溜まっている巨大な水たまりだ





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これが摩周ブルーと呼ばれる湖面

3年前に来た時は快晴だったものの裏摩周湖展望台から逆光で綺麗に見えなかったが、今回は眼下に真っ青な湖面が広がる

かつて世界一、今でも世界二位の透明度を誇る水に、上から太陽光が差し込むことで見える、摩周ブルー

雲の影になっているところは色が濃くなっている

これは摩周ブルーとしか表現できない、今まで見たことがない濃くて壮大で綺麗な青色だ




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正面に見える中島はカムイシュ島

その向こうの山がカムイヌプリ(神の山)(摩周岳・標高857m)

左から一筋の霧がスーッと伸びてきている






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摩周湖のカルデラ壁

湖面より雲のほうが高い筈だが、このカルデラがギリギリ霧の流入をガードしてくれていた





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しばらくすると霧が流入してきて



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また晴れ




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再び霧が流れ込み・・

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やがて湖面は霧に覆われ、完全に見えなくなった

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摩周湖に着いてから約30分間の出来事であった




今まで日本各地の景勝地や世界遺産を見てきたが

鳥肌が立つほどの絶景というのはそうそうお目にかかれるものではない

富士山の頂上からみた雲海から昇る御来光

霧の中から現れた屋久島の縄文杉など

片手で数えられるくらいだ



霧に包まれていく瞬間の摩周湖

この絶景は一生忘れることはないだろう






カムイに感謝し、真っ白な霧に包まれた摩周湖を後にした




                                            Part13へ続く
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コメント

凄い。
これぞ、絶景といった感じですね。
ここでしか見られないような景色は爽快ですね。
富士と一緒で、一瞬一瞬形や色が変化していくようで、これなら、焦ってたどり着く理由が分かりますね。雲も霧もいいときはいいんですが。
Re: 凄い。
>ラオさん
摩周湖の青い湖面は想像以上に素晴らしかったです。
第三展望台という場所も、摩周湖の展望台の中では一番良いと思いました。
また見に行きたいですね。
No title
少しでも摩周湖が綺麗に見れて良かったですね♪
自分は、摩周湖行った時だけは雲がほとんどない快晴でしたが、知床が呪われているようで、1回目は雷雨、2回目は雨は降っていないけど暴風という、まともな観光が出来ませんでした。。泣
3度目の正直ということで、次回は晴れの時を狙っていきますよ〜!
道東は景色が最高です。虫も多いですけどね。
Re: No title
>ヒロさん
一緒ですね、自分も知床峠は2連敗です^^;
あそこはほんと雲がかかりやすい峠ですねえ、いつか快晴の時に行ってみたいです
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