【バイク】ツーリングでの熊対策 遭遇動画と注意点まとめ【自転車】


最近はバイクや自転車ブームにより二輪で林道や山へ行くライダーやサイクリスト達が増えていますが、
林道ツーリングで気をつけたいのが熊との遭遇。今回はクマと遭遇しないために気をつけておくことと、
もし遭遇してしまったら取るべき行動を実際の遭遇動画を交えて紹介します。


 
秋は熊が活動的になる季節
これから秋にかけては熊が冬眠に備えて餌や獲物を探して特に活発的になる季節です。



霧の出た朝は要注意
霧の出た朝は熊の警戒心が下がるためか、林道や道路上に出てくることが多い様です。



この動画は去年私が北海道でヒグマに遭遇した時の映像ですが、この時も霧の出た朝でした。



舗装道路でも熊は出没する
林道(未舗装路)に入らなければ熊には遭わないと思っていませんか?



こちらは長野のサイクリストの方が撮影した映像ですが、舗装された道路脇でツキノワグマが草か何かを食べています。このように山間部ルートのツーリングでは舗装路でも熊に遭遇する可能性があります。



クマ被害は北海道より本州の方が圧倒的に多い
熊といえば北海道。そんなイメージを持つ人は多いと思います。北海道に生息するヒグマは日本最大の陸上肉食動物ですし、三毛別羆事件や福岡大ワンゲル部・羆襲撃事件等の凄惨な獣害事件のことをネットで知り、北海道のヒグマは怖いというイメージを持つ人も多いのではないかと思います。しかし現実は違うようです。

こちらは近年の都道府県別の熊による人身被害件数です。
http://www.env.go.jp/nature/choju/docs/docs4/injury-qe.pdf

北海道は被害者数は毎年0~3人程度なのに対し、本州は東北各県や長野県など、1年で10人以上の被害者が出ている県がいくつもあります。北海道より、本州の方が熊に遭遇し被害に合う確率はずっと高いのです。また、ヒグマだから凶暴で死者数が多いということもありません。死亡者数も本州のツキノワグマの方が多いのです。

クマ被害の多い地域の中には、長野や福島といった、首都圏からの人気日帰りツーリングスポットも含まれています。普段本州のこういった地域でツーリングへ行っているのに、北海道ツーリングへ行く時にだけ熊を怖がるのは、おかしな話だということになりますね。最近熊の目撃情報が多い地域は特に注意しましょう。



もし熊と遭遇してしまったら・・とるべき正しい行動
熊との遭遇は事故のようなもので、いくら注意していようと山間部へ行けば熊との遭遇は絶対には避けられません。車の場合はそのまま車内にいればまず安全ですが、バイクや自転車では体がむき出しです。そんな時、どうすればいいのでしょうか。


行く手の先、進路方向に出現した場合
発見次第、すぐにUターン体制に入りましょう。熊は臆病な動物なので、熊もこちらに気付けば逃げるはずですし、熊が気付いていない様ならそのままそっと立ち去れば良いのです。クラクションを慣らしたりして威嚇することはやめましょう。威嚇は最終手段です。また、登山や釣りなどで携行される熊撃退スプレーは、すぐに取り出せないと意味がありませんので、バイクに携行する場合は間違ってもリアボックスなどには入れないようにしましょう。



道の脇から出現した場合
こちらの動画は、林道をジョギング中に突然脇から熊が現れたケースで、
3分過ぎに右横から巨大なグリズリーが出現します。



この男性は、熊に気付いたらそのまま一目散に駆け抜けた為に難をのがれています。
道の横から現れた場合は、引き返すよりそのまま駆け抜けてしまったほうが安全と言えます。



こちらの動画はオフ車で林道を走行中に3分55秒過ぎに熊が現れますが、
エンジン音に気付いて熊のほうから逃げています。



一番怖いのは遭遇より衝突
一番怖いのは、熊との遭遇より衝突です。その為、基本的に林道はゆっくり走り、カーブでは十分に減速しましょう。これは林道ツーリングの安全の為の基本でもあります。

また、衝突で一番怖いのは鹿です。



鹿は熊よりも圧倒的に生息数が多く、驚いて道路上に飛び出してくるケースも有ります。
私も以前四国の国道を走行中に、道路脇に大きな雄鹿がいて飛び出そうとしてきてあわや衝突しそうになり、心臓が止まるかという経験をしたことが有ります。鹿も大きいものでは100kgを越えますから、衝突したらこちらもひとたまりもありません。



熊を目撃したら必ず自治体に報告を
もし熊を見かけたら、まず安全な場所まで非難することが最優先ですが、なるべく早めに目撃情報を地方自治体に報告しましょう。付近の役場、交番や駐在所に寄って報告するか、電話でもOKです。ツキノワグマは絶滅が危惧されている動物ですが、一部専門家にはツキノワグマは増えているという意見もあり、ツキノワグマが絶滅したと言われる九州でも近年目撃報告があったりと、実態はまだよく分かっていない動物なので、目撃情報は生態調査にも役立ちます。



さて、ここまで読んでこられた方の中にはひょっとしたら、「熊怖いから林道ツーリング行くのやめようかな」と思っている方もいるかもしれませんが、それはちょっと待ってください。


林道で熊に襲われる確率より街中で事故に遭う確率のほうがよっぽど高い
そもそも熊なんてそうそう遭遇できるもんじゃないです。
熊被害による死者数は多くても年に数人ですが、スズメバチは20~30人、交通事故は数千人規模です。
こう考えると、林道よりも街中を走るほうがよっぽど怖いことなのではないでしょうか?



登山や山菜採りに比べたら林道ツーリングの方が安全
生身の体で獣道を分け入っていく登山や山菜採り、渓流釣りなどに比べれば、バイクに跨って林道を走っている方が熊と遭遇した際に安全と言えます。特に走破性が高く小回りの効くセローなんかは心強いですしね。



どうでしょう、こう考えると熊が理由での林道ツーリングや北海道キャンプツーリングをそんなに怖がる必要もないように思えませんか?

もし、クマに出会ってしまったら正しい行動が取れるように知識は持っておくべきですが、そんなに怖がる必要はないですし、林道や山へ行かない理由にして欲しくはないです。注意はしつつ、林道ツーリングを楽しんでいきましょう。

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コメント

No title
鹿とのニアミスあるなーw 突然横から飛び出してくるから避けようがない でも動物の生息域で遊んでるからしょうがないかな クマ(・(ェ)・)だけは会いたくないけど・・・
「舗装路なら大丈夫」なんて考える人はいないだろ?。
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